2024日本絶対流行るおすすめカラー/アイテム/ブランドをご紹介

2024年に日本で絶対流行るおすすめのカラー、アイテム、ブランドの紹介

週末お出掛けスポット 「イヴ・サンローラン」のビンテージが集結した展覧会

週末にオシャレして出掛けたいアートスポットをお届け。今週は、「イヴ・サンローラン(YVES SAINT LAURENT)」のビンテージから“不変のエレガンス”を表現した展覧会や日本人で初めて“絵本の世界のノーベル賞”を受賞した絵本作家の個展など5つをラインアップ。またの過去記事の中から今週末(9月7、8日)に開催されるイベント情報やポップアップもまとめて紹介する。

 「イヴ・サンローラン(YVES SAINT LAURENT)」のビンテージで“不変のエレガンス” と“未来を感じさせるファッション”を表現した展覧会「Mon YVES SAINT LAURENT」が東京・銀座のポーラ ミュージアム アネックスで9月16日まで開催されている。同展は重松理ユナイテッドアローズ名誉会長が設立した日本服飾文化振興財団5周年を記念し開催された。財団の一員である小林麻美から寄贈された1970年代から80年代初旬の「イヴ・サンローラン」のビンテージ180点の中から選出されたルックを展示している。

■Mon YVES SAINT LAURENT
日程:9月6日~16日
時間:11:00~20:00(入場は19:30まで)
場所:ポーラ ミュージアム アネックス
住所:東京都中央区銀座1-7-7 ポーラ銀座ビル3階
入場料:無料

 現代アーティストの岡田裕子の初の作品集の出版を記念した展覧会「NADiff Theater ★ Double Feature」が9月16日まで、東京・渋谷のナディッフ アパートで開催されている。岡田裕子は、恋愛や結婚、出産、子育てなどの実体験を題材に、現代社会へのアイロニーを表現するアーティスト。同展は臓器再生が自在になった未来を顕在化させた新作「エンゲージド・ボディ」と一人の男性が先端医療の力を借りて、子どもを妊娠、出産するという夢物語を視覚化した「俺の産んだ子」の2作品で構成する。

■岡田裕子展「NADiff Theater ★ Double Feature」
日程:8月16日~9月16日
時間:12:00~20:00
場所:ナディッフ アパート
住所:東京都渋谷区恵比寿1-18-4
休館日:月曜日
入場料:無料

 ニューヨークを拠点に活動するアーティスト、エミリー・メイ・スミスの日本初個展が11月9日まで、東京・六本木のペロタン東京で開催される。同展はディズニー「ファンタジア」のほうきに由来する自身のアバターをジェンダー、セクシュアリティー、 資本主義、暴力などの題材によって変容させた作品を展示している。

■エミリー・メイ・スミス
日程:8月28日~11月9日
時間:11:00~19:00
場所:ペロタン東京
住所:東京都港区六本木6-6
入場料:無料

 絵本作家・荒井良二のオリジナル絵本「きょうのぼくはどこまでだってはしれるよ」(1600円)の発売とともに個展が9月14日まで、東京・表参道のPinpoint Galleryで開催されている。荒井良二は“絵本の世界のノーベル賞”といわれるアストリッド・リンドグレーン記念文学賞を日本人で初めて受賞した絵本作家。同展は新作絵本をテーマにした約30点の作品をはじめ、ドローイングや立体、キャンバス作品などを展示する。

■「きょうのぼくはどこまでだってはしれるよ」
日程:9月2日~14日
時間:12:00~19:00(土曜日は17:00まで)
場所:Pinpoint Gallery
住所:東京都渋谷区神宮前5-49-5 Rハウス
休館日:日曜日
入場料:無料

 シャネル銀座ビルディング4Fのシャネル・ネクサス・ホールで、フランス人フォトグラファー、ヴァサンタ・ヨガナンタン(Vasantha Yogananthan)の日本での初個展「二つの魂の神話」が9月29日まで開催中だ。

■ヴァサンタ・ヨガナンタン写真展「二つの魂の神話」
日程:9月3〜29日
時間:12:00〜19:30 入場無料、会期中無休
場所:シャネル・ネクサス・ホール
住所:東京都中央区銀座3-5-3 シャネル銀座ビルディング4階


シンプルな白Tシャツコーデだからこそ小物のアクセントが効く

タイトシルエットの白Tシャツにルーズフィットのチノパンを合わせてメリハリをつけたシンプルな着こなし。シンプルだからこそウエストに垂らしたベルトや重ね付けしたブレスレットが、アクセントとしてしっかりと効いている。チノパンにリンクさせるような、テンプルがベージュのサングラスを選んだアイテムチョイスも◎

シンプルな白Tシャツコーデなら、パンツの柄で遊んでも問題なし。パンツのクセをほどよく中和しながら、スタイリッシュなムードへと導いてくれる。今年の夏は、こちらの御仁のようにバーバリーチェックなどのアイコニックなパンツを取り入れて、一味違う個性を演出した白Tシャツコーデを楽しんでみるのも一手だ。

トップスがシンプルになる分、ボトムスの存在感が際立つ夏シーズン。そんなお気に入りのパンツをメインにコーデを構築するなら、白Tシャツをタックインしてみてはいかがだろうか。白で無地のTシャツなら、ほどよくパンツの存在感も際立たせてくれる。タックインコーデはパンツのシルエット次第でコーデの良し悪しが左右されるため、自分の体型にフィットするバランスの良いパンツを選びたい。

白Tシャツにブルージーンズの組み合わせといえば夏の鉄板メンズコーデ。そんな鉄板コーデを、ここ最近のトレンドからあえて外すならシルエットをタイトに絞ってみるのはいかがだろうか。身幅・着丈ともにジャストフィットの白Tシャツにスキニージーンズを合わせれば、ビッグシルエットが人気を集める中、コーディネートがフレッシュな印象に仕上がることうけあいだ。

ディッキーズ 874、レッドキャップ PT20など、男の鉄板パンツとして不動の人気を誇るワーク系パンツ。白Tシャツと組み合わせれば、たくましさ溢れる男の夏コーデに。プリーツ入りのデザインで旬度を高めるのはもちろん、あえてのノープリーツで骨太かつ端正にキメるのもオススメだ。足元までオーソドックスにキメこむなら、ピックした御仁のようにCT70などのローテクスニーカーをチョイス!

無地の白Tシャツももちろん魅力的なアイテムだが、どこか物足りなさを感じてしまうということも少なくないはず。そんな時はポケTでアクセントをつけるのがおすすめだ。下で取り上げたスナップで着用されているようなデザイン性のあるポケットがあしらわれたものなら、アクセントをプラスするアイテムとしてより大きな効果が期待できる。

“ロゴドン”や“アート”、“パロディ”まで、年々表現の自由度が高まっているプリントTシャツ。そんなグラフィックTシャツを取り入れて大胆に遊んでいても、小僧な印象を与えない洒脱な御仁たちはサイズ感が洗練されている。アームがタイトに締まっていたり、裾が変にモタついていなかったり。プリントTシャツをコーデに取り入れる場合は、シルエットにまで配慮が施されたアイテムを選びたい。シンプルな無地Tシャツとは一線を画するヒネリありのTシャツを選べば、夏コーデもワンランクアップすること間違いなしだ。

シンプルだからこそ、随所のアクセ使いで大きく印象が変化する白Tシャツコーデ。ネックレス、ブレス、ベルト、ウォレットチェーン、チーフなど。夏場はよく使う小物アイテムの組み合わせを工夫するだけで、自ずと見え方が変化してくるハズ。そんな小物の上手な使い方は、下の御仁のようなスナップをぜひ参考にしてみてほしい。

白Tシャツコーデを柔和な印象に仕上げるのであればパイル地のものがうってつけ。膨張色である白のTシャツはもともとソフトな雰囲気を備えているが、パイル地なら質感はもちろん、凹凸のある表面に陰影がつくため、より柔らかな雰囲気を生み出す。リゾートウェアやルームウェアに使われることも多く、さらっとした肌触りと通気性の良さも魅力的だ。

夏になると街中でも目にすることが多くなる白Tシャツコーデ。そんな大勢の人たちが実践する白Tシャツコーデで他と差をつけるなら、アレンジを加えてみるのがおすすめだ。一例としては、こちらの御仁が取り入れているような袖のターンナップなどが挙げられる。さりげなくも、どこかこなれた雰囲気が漂うようなアレンジテクニックで、この夏の白Tシャツに変化を加えてみるのはいかがだろうか?

ジャケットの下に白Tシャツを合わせるなら、一枚使いでもサマになるものをチョイスしたいところ。どれだけ仕立ての良いジャケットを着ていても、下着感の強い白Tシャツがインナーでは脱いだ際のギャップでみすぼらしく見えてしまう。一枚でも使えるTシャツならご覧の通り、ジャケットを肩に引っ掛けた姿もサマになる。

白Tシャツに黒スラックスを合わせたモノトーンコーデに、イエローのランニングスニーカーをセットすることでスパイシーなエッセンスを加味した御仁をキャッチ。シンプルにまとめた大人コーデも、スニーカーをチェンジするだけで十分スポーティな表情に仕上がる。

肩幅、着丈共にジャストなフィット感の白Tシャツに、足に沿うようテーパードしたスッキリスキニーシルエットの色落ちジーンズを合わせた都会的な印象のコーディネート。細身コーデながら、ティアドロップのサングラスやゴツめのウォレットチェーンでワイルドな男の雰囲気をプラスすることによって、フェミニンな印象を回避している点も参考になりそうだ。

Tシャツコーデでラフ過ぎる印象を回避したい場合、足元に革靴をセットして品のある雰囲気をプラスするのは有力な手段だ。春夏シーズンなら、スエードシューズでこなれ感を演出するのがいい感じ。パンツ丈をノークッションに仕上げて、素足履きで足元に抜け感を作れば、夏らしい軽快な雰囲気もしっかりとキープ可能だ。素足履きのムレが気になる方は、インビジブルソックスの取り入れがオススメ。

ツープリーツが施されたグレースラックスに白Tシャツをタックインして上品にまとめたコーディネート。ウエスト周りにサイドアジャスターやプリーツなどの装飾が施されたパンツが注目を集めている昨今、Tシャツのタックインは注目を集めるテクニックのひとつだ。


瀬戸あゆみがアパレルブランドを2019年春夏から本格スタート

アソビシステムは、2019年春から青文字系雑誌モデルの瀬戸あゆみがディレクションとデザインを担当したアパレルブランド「エイミー・インザ・バッティーガール(Aymmy in the batty girls)」を始める。ファッションブランド事業は、同社としては初めて。

「もともと50年代のアメリカンダイナーや80年代の映画『E.T』や『ゴースト・バスターズ』が好きだった」と語る瀬戸あゆみは、同ブランドのコンセプトをアメリカンカルチャーからインスピレーションを得て設定、展開している。アメリカ・カリフォルニア出身、在住の17歳の架空の女の子”エイミー”を主人公に彼女のライフスタイルをコレクションに投影。2019年春夏コレクションテーマは「ガールズ イン ロックンロール ハイスクール」とし全80型を発表した。アメリカンハイスクールのチアガールをイメージしたウエアや小物も多数ラインアップする。「ニューエラ(NEW ERAR)」とのキャップやメディコム・トイのテキスタイルブランド「ファーブリック(FABRICKR)」とコラボレーションしたバッグなども取り揃える。価格はアウターが1万2600円?3万6750円、トップスが4200円?1万4990円、ボトムス・ワンピースが4725円?1万3650円、小物が1890円?1万1550円。 同ブランドはECサイトやポップアップショップで販売予定。


ストリート市場は日本人消費が最も高単価

ストリートファッションメディア「ハイプビースト(HYPEBEAST)」と、PwCコンサルティング(PwC CONSULTING)の戦略部門のストラテジー&(STRATEGY&)は共同で、ストリートウエア市場とその消費者を対象に調査を行い、5月23日にその結果をまとめたリポート「Streetwear Impact Report(ストリートウエアがファッションシーンに及ぼす影響)」を発表した。

同調査は英語、フランス語、韓国語、日本語などの言語で実施し、計4万960人が回答した。レポートは調査結果のほかに、業界のリーダーとして藤原ヒロシやアレクサンドル・アルノー(Alexandre Arnault)=リモワ(ROMOWA)最高経営責任者(CEO)、現代アーティストのダニエル・アーシャム(Daniel Arsham)、オンライン商品取引市場ストックX(StockX)のジョシュ・ルーバー(Josh Luber)共同創業者兼CEOらとのインタビューを掲載している。

回答が最も多かった世代はジェネレーションZで、16〜20歳が全体の33.9%、21〜25歳が全体の28.9%だった。回答者の国籍は韓国が最も多く、次に中国、アメリカ、日本が続き、「ハイプビースト」の読者層と読者が多い地域を反映した結果となっている。

レポートは全4章で構成されており、エンリケ・メネンデス(Enrique Menendez)とアクセル・ニシュケ(Axel Nitschke)博士が執筆。ストリートファッションを取り巻くカルチャーの定義から、ストリートウエア市場の消費者行動、ストリートウエアブランドが多く採用しているDtoCモデルの消費者とのコミュニケーションや構造などについて細かく調査している。

第2章の“Measuring Streetwear(ストリートウエアを計測する)”では、ストリートウエア市場の消費者の属性や消費傾向、地域ごとの分析を掲載している。1カ月あたりのストリートウエアにかける平均金額で韓国と中国がトップだった一方、日本はストリートウエアの商品1点あたりにかける平均金額が最も高かった。全体ではストリートウエアの商品1点あたりにかける平均金額は100〜300ドル(1万〜3万2000円)が最も多い価格帯だった。回答者が1カ月あたりのストリートウエアにかける金額はストリートウエア以外のファッションアイテムにかける金額よりも平均で5倍で、ストリートウエアの中で1番欲しいアイテムはスニーカー62%とトップで、続いてTシャツ、フーディー、アクセサリーが挙がった。

同調査はジェネレーションZがインクルーシビティー(多様性の受容)への関心が高いことを受けて、回答時に男性と女性のほか、どちらでもないノンバイナリー(nonbinary)という選択肢も用意した。ノンバイナリーを選択した回答者は男性または女性を選んだ回答者よりも平均消費額が著しく高かった。ニューヨークではジェンダーニュートラルを掲げたセレクトショップ、フルイド・プロジェクト(THE PHLUID PROJECT)や「ワン ディーエヌエー(ONEDNA)」といったブランドが頭角を現し、カニエ・ウェスト(Kanye West)の「イージー(YEEZY)」の存在や「オフ-ホワイト c/o ヴァージル アブロー(OFF-WHITE c/o VIRGIL ABLOH)」が1月にローンチしたユニセックスライン“For All”もこの流れを汲んでいるといえるだろう。

レポート内ではストリートカルチャーのアイコンとして藤原ヒロシがインタビューに参加しているが、回答者が最も「ストリートウエア市場で信頼できる存在」として選んだのはミュージシャンで65%、次いで業界人が52%、現代アーティストが45%、SNSインフルエンサーは32%だった。

シーズンにとらわれず好きな時に商品を発売する“ドロップ”は、ストリートウエア市場ならではの発売方法だ。“ドロップ”の代表格といえば「シュプリーム(SUPREME)」だが、もともとは「ア ベイシング エイプ(R)(A BATHING APE(R))」「ネイバーフッド(NEIGHBORHOOD)」「グッドイナフ(GOODENOUGH)」といった日本ブランドが1990年代から採用していた発売方法でもある。“ドロップ”は高い需要と熱狂を生み出すのに貢献しているだけでなく、ストリートウエア市場の消費者が実店舗で買い物を続ける理由にもなっているようだ。回答者の53%が、ブランドの実店舗がストリートウエアの1番の購入先であると回答している。また、“ドロップ”アイテムを手に入れるにはほぼ避けられない“並び”については、回答者の半数以上が商品購入のために並ぶ意欲があると答えた。

とはいえ、“ドロップ”を逃してしまっても「ストックX(StockX)」や「グレイルド(Grailed)」といったリセール市場がある。自身が持っているアイテムのうち、リセールで買ったものは4分の1以下と答えたのは全体の70%。言い換えるなら、自身の持っているアイテムのうち4分の1以上をリセール市場で購入したものという回答者が30%いたということだ。

リポートは「ストリートウエア市場が盛り上がっている1番の原動力はその精神」と結論づけている。70%の回答者が、ストリートウエアが好きな理由は「クールだから」と回答した。「ソール コレクター(Sole Collector)」や「ベイプトーク(BapeTalk)」といったオンラインフォーラムやSNSがストリートウエアコミュニティーの絆を強め、ストリートウエアが「クールだ」という定義づけに多く貢献してきた。「どこでストリートウエアのスタイリングまたはアイテムのインスピレーションを得るか」という質問には、88%の回答者がSNSを選択し、また96%の回答者がストリートウエアの情報を集めるのにインスタグラムを使うと回答している。しかし、SNS上でのプレゼンスがストリートウエアと関係が深いと考える回答者は31%で、それよりも社会問題(70%)やブランドの行動(59%)が重要だと考えているという結果となった。


「モンクレール ジーニアス」 × クレイグ・グリーン 19年春夏はテントや凧に着想したコレクション

モンクレール Tシャツ コピーは、世界的クリエーターがデザインを手掛ける「モンクレール ジーニアス(MONCLER GENIUS)」から、英メンズファッションデザイナーのクレイグ・グリーン(Craig Green)による“5 モンクレール クレイグ・グリーン”の19年春夏コレクションを10日に世界同時発売した。日本では一部の直営店舗およびドーバー ストリート マーケット ギンザ(DOVER STREET MARKET GINZA)など一部のセレクトショップで取り扱う。

テントや凧からインスピレーションを得たというコレクションは、ボリューミーなシルエットやライン使いが目を引く。 ロープのストリングが特徴的なフーデッドケープ(36万9360円)は、タフな素材使いでダイナミックなシルエットを際立たせた。 他にもジャケットやブルゾン、フィッシュテールパーカ、ワークシャツ、トラウザーなどをそろえ、いずれもグリーンやイエロー、オレンジ、コバルトブルーなどビビッドなカラーリングが目を引く。随所にあしらわれたプリントやインターシャは、スポーツカイトにオマージュを捧げたディテールだ。

ロンドン生まれのクレイグはセント・マーチン美術大学を卒業後2012年に自身の名を冠したブランドを発足。14年の「ブリティッシュ ファッション アワード」の新人デザイナー賞や16年の「BFC/GQ デザイナー メンズウェア ファンド(BFC/GQ Designer Menswear Fund)」を受賞した。