2024日本絶対流行るおすすめカラー/アイテム/ブランドをご紹介

2024年に日本で絶対流行るおすすめのカラー、アイテム、ブランドの紹介

こんなキーケースが人気です_シャネル

パリのエスプリ、シャネルが描いた世界観に酔いしれる高級キーケース。
シャネルはモードの巨匠と呼ばれた「ココシャネル」が創業したフランス・パリ生まれの高級ブランド。
「古い価値観にとらわれない女性像」をポリシーに常に斬新なスタイルと幅広い分野への挑戦を続けており、現在では革小物・バッグ・香水・ジュエリーなど女性のライフスタイルでシャネルを見かけない日はありません。

シャネル ベルト コピー

【マトラッセ】
きめ細かなステッチキルティングと、曲線で描く優美なシルエットが印象的な「マトラッセ」のキーケース。
シャネルの中では1番メジャーなもので、愛用している方も多いです。

【カンボンライン】
キルティングの本体にシャネルロゴを大胆にあしらったのがカンボンライン。ロゴは黒エナメルと白レザーの2種類あります。

【ロゴ】
最高級ラインの革「キャビアスキン」に大きなココマークを施したキーケース。スタイルを格上げするほど高級感にあふれています。

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こんなキーケースが人気です

「女性らしさ・シンプル・牛革製」にこだわるなら外せないアニエスベー。
アニエスベーは、シンプルでコスパの良いバッグや小物、腕時計、最近では洋服も人気があるライフスタイルブランド。
ベーシックで良いモノはトレンド関係なく長く使えて”持ち”がいいですね。

【AW11-07】
極シンプルに仕上げた、上品さと可愛らしさを兼ねそなえたアイテム。
柔らかく手触りのやさしい牛革製。ゴールドの小さいロゴを箔押しがアクセントに。

【HW11-05】
きめ細かな型押しの革が上品で女性らしさをそえるキーケース。
こちらは傷もつきにくくて長く使いやすいのも魅力。車や大きい鍵が付くキーリングも1つ付いています。

【GW10-05】
ほんのりスイートな気分にしてくれる、まるでミニ財布みたいなキーケース。
ラウンドジップ型でキーをしっかり守ってくれるのもポイント。プレゼントでも人気があるアイテムです。

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フェンディ×一生ものバッグ3選

上品でウィットに富んだ“個性”も主張する一生ものバッグは大人の女の名刺代わり。だからこそ選び抜かれたアイコニックなバッグを手にしたいと思う…。そんな洗練された女性たちが愛してやまないのが『フェンディ(イタリアの高級ファッションブランド)』。

2大アイコンバッグ「ピーカブー」と「バゲット」は、今年は素材やサイズのバリエーションが増えました。

ピーカブー

「クラシックでありながら、使い勝手もよく、今の気分を映すバッグが欲しい」。そんな女性たちの欲張りな願いに応えたのがピーカブー。

そんな端正な「ピーカブー」には、上品で知的なセレブのファンが多く、英国のメーガン妃は公務で使用。上品なオリヴィア・パレルモはお出かけに愛用しています。

バケット

1997年にデビューした「バケット」は、文字どおりパンのバゲットのように小脇に抱えられて、その持ち方がなんとも小粋。小ぶりな縦長フォルムのクラッチにトップハンドルが付いたようなデザインは便利で秀逸。誕生そのものがアイコニックでした。

グッチ スーパーコピー

また『フェンディ』の職人技を象徴するような装飾的なつくりも多く、ドレスアップの仕上げやカジュアルを格上げする小物として、今も大人じの女性の大切なワードローブの一部になっています。

FFトート

1970年代のアーカイブからインスパイアされて誕生した、エレガントかつ機能的なトートバッグ。品格ある圧倒的に美しいデザイン性と、内ポケットひとつにまでこだわった機能性、それらを見事に融合させた比類なき技術力、そのすべてを兼ね備えた名品に仕上がっています。

デザインを必要最小限に抑えつつ、しなやかなカーフレザーとシグネチャーである「FFロゴ」のメタルパーツによって、これが特別なバッグだということを雄弁に語ってくれる。

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シャネル偽物

有名なカンボンラインのバッグを初め、可愛い系~コンサバ系まで幅広いラインナップも魅力のシャネル。

 【1位】マトラッセ 

シャネル 偽物

オシャレなキルティングが特徴的なマトラッセバッグ。シャネルで1番というくらい有名で、人気も高いです。

【2位】マドモアゼル 

縦に入ったステッチとCCマークが印象的。凛とした大人っぽさのあるバッグです。

【3位】インザミックス 

キルティングとレザーをMIXしたデザインが特徴で、どんな着こなしにも合わせやすいです。


マルベリー21年春夏バッグ

マルベリー(MULBERRY)の2021年春夏コレクションから、新作レディースバッグが登場。2020年10月より順次発売される。

色&素材でアーカイブをアップデート

マルベリーが今シーズン試みたのは、ブランドのアーカイブを再度見直すこと。過去のコレクションのアイコニックなシルエットを取り上げ、カラーやマテリアルを見直すことで新しいバッグへと再構築している。カラーパレットは、アース系のニュートラルカラーがメイン。ネオンカラーをアクセントにしつつ、タイムレスなブラックなどのベーシックカラーも揃う。

クロコプリントの「ポートベロー」

ループ状の持ち手がなめらかな曲線を描くトートバッグ「ポートベロー」のスモールサイズには、クロコプリントを取り入れた新作がラインナップ。ストラップが付属しており、トートバッグとしてはもちろん、ショルダーバッグとして使うこともできる。

ネオンカラーの「アイリス」

編み込みレザーのトップハンドルやスタッズ装飾が特徴のハンドバッグ「アイリス」には、ミニサイズが仲間入り。コーディネートの主役になるネオンイエローやネオンピンクモデルが展開される。また定番サイズにもグリーンのパイソン&グレーのクロコ型押しバッグが追加に。

編み込みディテールの「リリー」

すっきりとしたフォルムのチェーンショルダーバッグ「リリー」には、縁取りに編み込みディテールをあしらった新作が登場。ブラックのボディに、ブラウンの編み込みがアクセントを加えている。

メンズのバッグパック&メッセンジャーバッグも

メンズにも新作バッグを用意。改良を加えたバックパックやメッセンジャーバッグなどが、ブラックをベースに、ブラウンやベージュをポイントカラーに取り入れたシーズナルカラーで展開される。

「マルベリーグリーン」プロジェクトが始動
なお、マルベリーは、サスティナブルなものづくりなどを推進する「マルベリーグリーン」プロジェクトをスタート。最新コレクションのバッグの一部には、マルベリー初となるサステナブルレザーを採用。レザーバッグにも、自然環境に配慮した調達方法や製造工程を採用している。


「ロエベ×となりのトトロ」カプセルコレクション

ロエベ(LOEWE)がスタジオジブリの名作『となりのトトロ』とコラボレーション。「ロエベ×となりのトトロ」カプセルコレクションを2021年1月8日(金)より全国のロエベ ストアおよびロエベ公式オンラインストアにて発売する。

これまで、『千と千尋の神隠し』や『もののけ姫』など数々の傑作を生み出してきた、日本が誇るアニメスタジオ、スタジオジブリ。その代表作のひとつである、宮崎駿が手掛けた『となりのトトロ』は、子どもにしか見えない不思議な生き物のトトロやマックロクロスケらのキャラクターと、メイ、サツキとの交流を描いた心温まる物語だ。

ロエベ スーパーコピー

ハンモック ドローストリングトトロ スモール バッグ 307,000円+税

「ロエベ×となりのトトロ」カプセルコレクションは、“クラフトへの傾倒”というロエベとスタジオジブリの共通点のもと製作に至った。映画の象徴的なキャラクターや作中の景色を、ウェア、バッグ、アクセサリーなどに落とし込んでいる。

「パズル」や「ハンモック」などアイコンバッグ

パズル マックロクロスケ ミニ バッグ 247,000円+税

なかでも注目したいのがレザーアクセサリーだ。ラインナップには、人気のアイコンバッグ「パズル」「ハンモック」「バルーン」などが展開されるほか、財布、カードケースといった小物類も揃う。

ゲート ポケット トトロ 102,000円+税

レザーに配されたトトロやマックロクロスケは、レザーパーツをパズルのようにはめ込んで模様を創り出すレザー・マルケトリーや、編み込み技術を使って仕上げられている。職人技ならではの温かみのある仕上がりは、そのトトロの物語の雰囲気を表現するかのよう。

プレイン カードホルダー トトロ 39,000円+税

『となりのトトロ』の物語を想起させる鮮やかなブルーやグリーンのカラーリングにも注目だ。


エルメスのエヴリン|サイズや年式による特徴のご紹介

はじめに

エルメスの中で、最もポピュラーなショルダーバッグといえば「エヴリン」ではないでしょうか。

「H」のマークがパンチングされている独特なデザインと、肩かけでもカジュアルになりすぎない上品さは、まさにエルメスの革製品だけがもつ魅力ではないでしょうか。
ちなみに、エヴリンはフランス語で「生き生きとした」や「気持ちの良い」という意味があります。その名が示すように、革製品ではありながら見た目以上に軽く使いやすいバッグとして愛されています。

今回は、そんな、エルメスのショルダーバッグで最も歴史があるエヴリンについて説明していきます。

エルメスバッグコピー

エヴリンのサイズ

エヴリンのサイズ展開は5つ。それぞれのサイズの特徴を説明していきます。

■ TPM
横幅18㎝、高さ20㎝程度のミニバッグです。以前はこのサイズにだけ、革製のショルダーストラップがショートとロングの2パターンで製造されていました。

現行のデザインでは、キャンバス生地のストラップになり、長さはロングタイプのみ製造となっています。
ミニバッグがトレンドになっているので、以前より需要が高まっているサイズといえます。

■ PM
真ん中より一つ下のサイズとして展開されていますが、女性によく使われるサイズです。

MMサイズと比較して、横・縦の作りが2㎝程度しか変わらないので、一目ではわかりにくいですが、横に並べて見ると、大きさの違いがはっきり分かります。

■ MM
PMサイズと間違われがちですが、すこし大き目に製造されたサイズです。
大きさの違いが分かりにくいので、PMサイズと迷われる方がいらっしゃいます。

お客さまの身長などによって変わってきますが、個人的には、ひとつ下のPMサイズがオススメです。
その理由は、収納力がそれほど変わらないという点以外にも、できるだけ小さめのサイズを選んだ方が、身に着けたときの印象も上品に見えるためです。

■ GM・TGM
GM以上のサイズは、多くの女性が身に着けると身幅から大きくはみ出してしまうため、「いつも荷物をたくさん入れたい」と思われる方以外には使いづらいサイズかもしれません。

ただし、男性であればGMサイズからでも体にフィットするので、夫婦や恋人同士のシェアバッグとして兼用で使用される方もいらっしゃいます。

▼TPM・PM・GMのサイズ比較

エヴリンのデザイン

エヴリンは年式によって、構造が変化するシリーズです。
基本的には年数を重ねるごとに使い勝手は良くなります。

ここでは、初期の構造から順に説明していきます。

① エヴリン

初期に製造されたデザインです。
現在の構造と比較すると、非常にシンプルな構造になっています。
また、このタイプだけに内ポケットがついているのも、大きな特徴です。

② エヴリン2(エヴリン ドゥー)

初期タイプと比べると、内ポケットがなくなった変わりに、背中側にポケットがついています。製造は15年程度前から作られるようになりました。

③エヴリン3(エヴリン トロワ)

5年程前から製造されている現行のデザインです。

大きな変更点としては、ショルダーストラップの長さが調節できる金具がついています。そのため、自分の身長にフィットした位置に合わせることができるようになりました。

エヴリンの素材バリエーション

エルメスのバッグは素材とカラーの組み合わせでガラッと印象が変わるため、ご自身にとってお気に入りの素材を見つけることも楽しみのひとつです。

トリヨンクレマンス

定番素材でエヴリンの中で一番人気の高い素材です。
雄牛の革を使用した素材でトゴと比較すると目が少し大きく、若干柔らかみのある質感が特徴です。

エプソン
エプソン

雄牛の革に細かい型押し加工を施した素材です。張りがあり固い素材感から、型崩れしにくいことが特徴です。

トワルアッシュ
トワルアッシュ

2種類の異なる糸で平織りしているため、丈夫で摩擦に強いのが特徴のキャンバス生地です。

年式によるエヴリンの構造の違い

少しマニアックな話ですが、バーキンやケリーの製造刻印の位置が違うように、エヴリンも年式によって、製造刻印の位置は異なってきます。

①初期タイプ
ストラップの付け根の革に彫り込まれています。外側からでも見えるので、ご存知の方も多いかもしれません。

②エヴリン2以降
前面のベルト部分の裏側に刻印されています。
表からは見えないため、気づいていない方も多いのではないでしょうか。

また、職人などによっては、初期タイプと同じくストラップの付け根の革に刻印されていることもあります。

ストラップがお洒落なエヴリン

「H」のマークがパンチングされているバッグ本体のデザインはそのまま変わらずストラップのデザインが新しいエヴリンをご紹介します。
カラーバリエーションがそれぞれ異なりバイカラーが可愛いです。
ぜひ好みのカラーを見つけてみてください。

エヴリン アマゾン 16㎝ 065084CK

ストラップが1本のラインと2色のカラーコンビネーションになっています。
ミニサイズにエルメスオレンジのFEUがとてもマッチしていて可愛い組み合わせです。

エヴリン アマゾン
エヴリン3 ティルト PM 071937CK

ストラップが2本のラインで2色のカラーコンビネーションになっています。
カジュアルな装いにピッタリです。

エヴリン3 ティルト
エヴリン アマゾン 16㎝ ジグザグ

ストラップがジグザグ模様のデザインになっています。
個性的なデザインが目を引きます。

エヴリン アマゾン ジグザグ

まとめ

エルメスのバッグは長い歴史を持っていても、デザインが大きく変わるということはあまりありません。

しかし、年式によって構造は変化していきます。さらに生産量の少なさや、現行では製造されていないカラー、素材が数多くあり、エルメスの製品はまさに”一期一会”といえるのではないでしょうか。

新作のバッグだけにとらわれず、自分のファッションやライフスタイルにとって一番合うバッグを見つけるという楽しみ方もあるのではないでしょうか。

あなたに一番合ったバッグをぜひ見つけてみてください。

出典:https://www.komehyo.co.jp/brand-note/article/664


カルティエ(Cartier)で”一生もの”を探す|おすすめジュエリーとバッグのご紹介

■はじめに

カルティエはフランスで誕生し、150年以上の歴史を歩み、現在においても高い人気を誇る宝飾ブランドです。

高品質で優れたデザインのジュエリーは王室・貴族をはじめ、今日まで世界中の人を魅了し続けています。
今回は世界中の誰もが認める宝飾ブランド、”カルティエ”の魅力をご紹介していきます。

■カルティエの歴史

カルティエは、1847年に宝石細工師の”ルイ・フランソワ・カルティエ”が、師のアドルフ・ピカールから工房を引継ぎ設立したと言われています。
その後、息子達が共同経営者となり、1898年 にヴァンドーム広場へブティックを移転しました。
確かな技術と高品質のジュエリーは、世界中の国王や貴族御用達のジュエリーブランドとなり、カルティエというブランドの名が世界中に知られるようになりました。

また「ガーランド」「アール・デコ」といった、当時の主流デザインとは異なるデザインを取り入れるなど、宝飾業界の先駆者として大きな影響力を与えるブランドとして活躍をしています。

■カルティエの人気の理由

カルティエのジュエリーは繊細な職人技を感じる曲線と洗練されたデザインの組み合わせで出来ています。
またジュエリーにセッティングされているダイヤモンドは、高品質で非常に輝きが良いものが使用されており、ブランドの伝統と気品の高さが、年代を問わず愛される人気の理由ではないでしょうか。

■ずっと大切にしたい一生もの
〜カルティエダイヤモンドジュエリー特集〜

多くの女性に人気のカルティエのジュエリー。その中でも、高い人気を誇るダイヤモンドがセッティングされたアイテムをご紹介いたします。

カルティエ 時計 偽物

ラブシリーズ

ラブブレスレット
カルティエ_ラブブレス

ブレスレット全体にパヴェダイヤモンドがセッティングされているゴージャスなブレスレットです。カルティエのピンクゴールドは肌馴染みが良くお手元を綺麗に見せてくれます。

ミニラブリング フルダイヤモンド
カルティエ_ミニラブリング

ミニラブシリーズはリング幅が細身なので気兼ねなく着けていただけます。
ダイヤモンドがフルセッティングされておりどの位置から見てもダイヤモンドが輝きます。

エタンセル シリーズ

パヴェダイヤモンドで飾られたエレガントでシンプルな繊細なジュエリーです。

エタンセル エタニティリング
カルティエ_エタンセル

シンプルで華奢なダイヤモンドが煌めくフルエタニティリングです。
1粒ダイヤモンドリングとの重ね付けにもピッタリです。

エタンセル ダイヤモンドリング
カルティエ_エタンセル

2本セットのリング。2つを重ね付けで使用することもできますが、少しボリュームを抑えたい時は片方のみを付けるなど、色々なパターンでダイヤモンドジュエリーをお楽しみいただけます。

パンテールシリーズ

パンテールは、カルティエの技巧が詰まっていると言われています。
野生的な豹の愛らしさやセクシーな曲線が表現された遊び心と優美さを兼ね備えたゴージャスなシリーズです。

パンテール ブローチ
カルティエ_パンテール

パンテールの愛らしさが表現されたブローチ。
カルティエの繊細な職人技が光る素敵なお品です。

パンテール ネックレス
カルティエ_パンテール

全体はダイヤモンドがセッティングされていますが、瞳はエメラルド、鼻はブラックラッカーで装飾されるなど、エレガントなお品です。

パンテール リング
カルティエ_パンテール

リング全体にダイヤモンドがセッティングされており、瞳はエメラルド、鼻はオニキスと細部にまでこだわりを感じる美しいゴージャスなリングです。

マイヨンパンテール シリーズ

パンテールを彷彿とさせるフラットリングチェーンのデザインです。
デザインはボリュームがあり、ダイヤモンドセッティング・デザインバリエーションが非常に豊富なシリーズです。

マイヨンパンテール フルダイヤモンド リング
カルティエ_マイヨンパンテール

フラットリングチェーンのデザインにダイヤモンドが輝くリングです。
1つでも素敵ですが、重ね付けにもピッタリです。

マイヨンパンテール フルダイヤモンド ピアス
カルティエ_マイヨンパンテール

細部にこだわりしなやかなチェーンのデザインにダイヤモンドが輝く
ピアスです。お顔周りを華やかにしてくれます。

マイヨンパンテール 3ロウ フルダイヤモンド リング
カルティエ_マイヨンパンテール

3連タイプのリングは、指先を華やかに演出してくれるデザインとして人気です。
フルダイヤモンドになることで、さらに豪華な印象になります。幅が6ミリ程度の為、華美になりすぎず、エレガントな雰囲気が損なわれることはありません。

■ジュエリーとコーディネートが楽しめるカルティエバッグのご紹介

ガーランド・ドゥ・カルティエ
カルティエ_ガーランドドゥカルティエ

ジュエリーボックスから着想を得たガーランド ドゥ カルティエ。
カルティエのアイコンカラーであるボルドーの色合いが素敵です。

パンテール
カルティエ_パンテール

パンテールシリーズのバッグ。
バックルモチーフや内側の素材は”豹”をモチーフに装飾され、気品高くクラシックなデザインです。ジュエリーとのコーディネートも楽しむことができます。


■最後に

優美なデザインが素敵なカルティエのアイテム。

ぜひ、あなた好みのカルティエアイテムを探してみてください。


クリスチャンディオール(ディオール)の魅力を歴史・デザイナー・アイテムからご紹介

2クリスチャン・ディオールの歴史

1946年のフランスでクリスチャン・ディオールによって創設されたブランドです。
ディオールは、少年時代に建築における装飾技術を学び、その知識と技術をベースにした新しい感性でファッション界に大きな足跡を残しました。

しかし、彼はブランドを立ち上げた12年後にこの世を去ります。
まだ歩き出したばかりのブランドが創立者を失い、どのように現代まで人気を維持してきたのでしょうか。

今回は、デザイナーとともに変化を繰り返すブランド”クリスチャン・ディオール”をご紹介します。

■クリスチャン・ディオール誕生までの経緯

1905年にフランスで、クリスチャン・ディオールは実業家の両親の間に生まれ、恵まれた家庭環境で育ちました。
少年時代にはパリの建築に興味を持ち、特に装飾芸術に強い関心があったディオールは建築家になることを志します。
しかし、両親は息子が外交官になることを望んでいたため、パリ政治学院に進学することになったといわれています。

そんな中でも進学後は、新進気鋭のアーティストである友人に囲まれながら、古美術商と提携し、小さなギャラリーをオープンさせるなど、芸術界と密接に関わりながら過ごしていたといわれています。
彼の装飾芸術の知識をもとにした感性やデッサン力は、当時の偉大なクチュリエ(裁断師)であるロベール・ピゲやリュシアン・ルロンに認められ、アシスタントとして働くことになりました。
著名なデザイナーであり、後にブランドを立ち上げたバルマンやジバンシィも上記のクチュリエから指導を受けており、互いに刺激を受けながら、ディオール本人の才能も開花していったといわれています。
その後独立し、ブランド”クリスチャン・ディオール”を立ち上げることになります。

独立後、1947年に彼が提案した、なで肩で細く締まったウエスト・フレア型のスカートを用いた女性らしい優美化を表現したスタイルは、遠く離れたアメリカでも好評を博し、ニュールックという表現によって、クリスチャン・ディオールの世界観が広く認知されていきます。

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■クリスチャン・ディオールの魅力

モード系、ストリート系など全く異なるファッションにおいて、男女問わず、多くの人々を魅了し続けるクリスチャン・ディオールのアイテム。

古典的でなく、常に魅力あふれる革新性を持ったデザインが人気の秘密と言っても過言ではありません。
次に、それらのデザインを手掛けるクリスチャン・ディオールのデザイナーを紹介します。

■ディオールを支えた6人のデザイナー

創設者であるクリスチャン・ディオールはブランドを立ち上げ後、12年という短い間でこの世を去っています。
以降は、多彩で魅力的なデザイナーが就任しており、著名なデザイナーばかりです。

今回はその中の6人のデザイナーを紹介します。

イヴ・サンローラン

1957年、ディオール亡き後に主任デザイナーに就任しました。
当時21歳という若さで大役を担ったサンローランですが、その3年後に徴兵によってブランドを離れることになったといわれています。

徴兵期間が終わった後は、1961年に自身のブランドである「イヴ・サンローラン」を立ち上げることになります。

マルク・ボアン

1960年にサンローランがブランドを離れた後に後任のデザイナーとなります。
その後、28年という長い間、主任デザイナーとして活躍しました。

彼が提案するタイトな着こなしのスリム・ルックは、多くの女性に支持を受けていました。

ジャンフランコ・フェレ

イタリアのアクセサリーデザイナーとして活躍していましたが、1978年に自身のブランドを立ち上げています。
当時のミラノは「ジョルジオ・アルマーニ」や「ジャンニ・ヴェルサーチ」と並び、ジャンフランコ・フェレのデザインは高く評価を受けていました。

1989年に、ディオールの主任デザイナーとして就任し、ディオールの魅力が世界に広がるきっかけとなったニュールックを再解釈したデザインで人気を博します。

ジョン・ガリアーノ

1995年まではジバンシィのデザイナーとして活躍していましたが、翌年に1996年から15年に渡り、ディオールに就任したイギリス人デザイナーです。

ジャンフランコ・フェレ以降、フランス人以外のデザイナーを採用することが続いており、ディオールでも革新的なイメージ刷新を行おうとしていたのではないでしょうか。

彼の手掛けた代表的なバッグ”サドル・バッグ”は2018年に復刻され、高い人気を誇っています。

▼2018年に復刻されたサドルバッグ

エディ・スリマン

2001年から2007年にかけて、ディオールのメンズラインであり「ディオール・オム」のデザイナーを担当しています。
前年まではイヴ・サンローランのメンズラインのディレクターとして活躍していましたが、その功績を見たディオールから声がかかったといわれています。

以前のディオールのメンズラインは「ディオール・ムッシュ」とい名称でしたが、エディ・スリマンの就任を機にディオール・オムに変更しています。

彼が手掛けるロックで完備な世界観のデザインは多くの若者を虜にし、低迷していたメンズライン部門を復活させるきっかけとなりました。

▼エディ期の人気アイテム
ファインド・アゲイン・デニムパンツ 7E3110610198
2007年SS発売のデニム。ストレートでスリムなシルエットが人気のデニムパンツです。

キム・ジョーンズ

2018年からディオールのメンズラインディレクターに就任しており、現代のメンズファッションを牽引するデザイナーの一人と言えます。

「アンブロ」「ダンヒル」「アレキサンダー・マックイーン」など様々なブランドで働く経歴を持つキム・ジョーンズですが、一躍有名になったきっかけは「ルイ・ヴィトン」での活躍ではないでしょうか。

ストリートで人気を博していた「シュプリーム」「フラグメント」とのコラボを実現し、ルイ・ヴィトンに新しい顧客を取り入れた立役者ともいわれています。

▼ディオール×リモワのキャリーケース

▼1967年に発表された「ディオール・オブリーク」シリーズの再解釈モデル



■ディオールの人気アイテム

レディ・ディオール

ディオールを代表するアイコンバッグ。
1995年、当時のフランス大統領からダイアナ妃に贈呈されました。
ダイアナ妃はこのバッグを非常に気に入り、公務やプライベートで使用していたといわれています。
それがきっかけとなり、一躍有名バッグへと成長しました。

当初はフランス語でお気に入りを意味する「Chou Chou(シュシュ)」という名前でしたが、ファースト・レディであるダイアナ妃をオマージュして「レディ・ディオール」という名称になりました。

サドルバッグ

ジョン・ガリアーノによって誕生したサドルバッグ。
2018年に当時のデザインを元に、復刻されました。
メンズラインにも、ボディバッグにもなるマルチバッグとして復刻しています。

ブックトート

現在のアーティスティック・ディレクターであるマウリ・グラツィア・キウイが発表したアイテム。
ディオールのロゴが散りばめられたキャンバス地を使用した「ディオール・オブリーク」を再解釈し、現代風のデザインに生まれ変わったバッグです。

■最後に

革新をもって進化し続けるクリスチャン・ディオール。
それぞれのデザイナーが手掛けるアイテムは、一品と言えるほど魅力的なデザインとアイテムばかりです。


国内外の上質なバッグが多数!大人可愛いテイストが魅力的

種類豊富な大人可愛いバッグで人気を集めているのが、日本生まれのセレクトショップ・ヘイニです。
バイヤー自らが品質をチェックした上質なバッグを国内外から集めており、長く愛用できると高評価を得ています。

2020特集 スーパーコピー おすすめ

フォーマルシーンで活躍する本革製のものから、可愛らしいかごバッグやファーバッグまで、多くの種類がそろっているのも嬉しいポイントです。

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フェンディコピーFENDI BY THE WAY 2WAYショルダーバッグ ホワイト 2019年秋冬新作 8BL124A41UF13WZ

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バレンシアガ ショルダーバッグ 偽物 紗栄子さん愛用  BALENCIAGA NAVY CABASNAVY CABAS B6579

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2020新作!CHANEL シャネル偽物「フラップ バッグ」マトラッセ×パール×チェーン

かっちりしすぎず甘すぎない程よいテイストは、年齢を重ねてもなお可愛らしい雰囲気を持つ20代女性にぴったりです。


「ルートート」のコラボトートバッグをプレゼント

日本ファッション・ウィーク推進機構(JFWO)は、10月14~19日に開催する「楽天 ファッション ウィーク東京(Rakuten Fashion Week TOKYO以下、RFWT)」のプロモーションの一環として、トートバッグブランドの「ルートート(ROOTOTE)」とコラボレーションしたポータブルエコバッグを制作した。では、抽選で10名にこのバッグをプレゼントする。応募期限は19日17時まで。

コラボトートバッグは毎シーズン製作されており、今回のデザインは「RFWT」のキービジュアルを手掛けたグラフィック・デザイナーの河村康輔が担当した。カンガルーの袋が着想源の“ルーポケット”が特徴的な“ルーショッパー(ROO-shopper)”をベースに、センターに河村康輔らしいコラージュしたような「RakutenFWT」のタイポグラフィーをプリント。素材にはパテント調のフェイクレザーを採用したことで、重厚感のある秋冬のファッションにも合わせやすいアイテムとなっている。サイズは横28cm × 高54cm × 奥11cmだ。


「シャネル」が春画展を開催 春画とブランドをつなぐストーリーとは?

シャネルは東京・銀座のシャネル・ネクサス・ホール(CHANEL NEXUS HALL)で、展覧会「ピエール セルネ&春画」を行っている。4月7日まで。喜多川歌麿や葛飾北斎ら、名だたる浮世絵作家による春画とフランスの現代作家ピエール・セルネ(Pierre Sernet)の作品を組み合わせた、時空を超えたコラボ展だ。

さて、“春画”という言葉から何を連想するだろう?春画は江戸時代には“笑い絵”とも称され、性描写と笑いが同居したユーモアあふれる芸術性の高い浮世絵として認知されていたという。だが、時代と共にイメージが変化し、時として色眼鏡で見られがちな母国日本に対し、海外での注目は年々高まりを見せている。その最たる要因は、2013年10月より約3カ月にわたって大英博物館で行われた展覧会「Shunga : Sex and Pleasure in Japanese Art (春画:日本美術における性のたのしみ)」展が成功を収めたこと。同展はおよそ9万人という来場者を迎えた。

こうした経緯をよく知る人物の一人が、今回のシャネル・ネクサス・ホールでの展覧会に春画のコレクションを出品している浦上満氏。浦上氏は、東洋古美術の専門美術商「浦上蒼穹堂」創立者であり、前述の大英博物館の春画展にも出品者ならびにスポンサーの一人として協力した人物だ。氏いわく、「(性的描写の部分で日本では色物として扱われることもあるが)良い春画はきれいなんです」。ちなみに、浦上氏は父親が浮世絵ならびに東洋陶磁のコレクターで、山口県立萩美術館の浦上記念館は、その名の通り浦上氏の父親が浮世絵と東洋陶磁を寄贈したものだ。そんな家庭環境も伴い、浦上氏が学生時代に魅了され収集した「北斎漫画」(葛飾北斎のスケッチ画集)は1500冊ほどに上るという。

大英博物館での展覧会後、海外からは浦上氏に続々と春画コレクションの出品依頼が届いた。そんな中、浦上氏は日本での春画展の開催を夢見て、その実行委員会の中心人物として奔走。そして遂に15年9月、東京・目白台の永青文庫にて念願の「春画展」を実現した。この展覧会の図録作成にあたり寄稿を願った人物こそが、日本文化に造詣の深いリシャール・コラス氏(Richard Collasse、シャネル(株)の前社長で、現在は同取締役会長兼本国のトラベル・リテール事業の責任者)。その時の出会いがおよそ4年の歳月を経て、シャネル・ネクサス・ホールでの本展開催につながった。

「ピエール セルネ&春画」展はコラス氏の発案により実現。春画と絶妙な“対”をなすのは、パフォーマンスアーティスト・写真家として活躍するピエール・セルネの写真作品「Synonyms(類似表現)」だ。彼のミニマル・アートとも称したい、極シンプルなラインが描写するセクシーな作品は、鑑賞者のイマジネーションの世界を豊かに花開かせてくれる。「文化的、民族的に異なる背景を持つ個人とカップル、両方の肉体を撮影した。直接的ではなく、彼らの影が残す束の間のカタチだけを記録することを選んだ」と、セルネ氏はコメントしている。モノクロのシルエットが浮かび上がる作品と、その被写体の名前のみが記されたタイトル。そこには、性別、国籍を超えて派生する多様性と共通性、そして異なる文化の受容、という作家の深遠なる思いが込められていると聞き、心ときめく。

本展では、シャネルならではのエスプリの効いた会場構成も楽しみの一つにもなっている。あたかも江戸時代と現代を自在に行き交う“アートな春”の小路散歩のような設えがお待ちかねだ。なお本展は前期と後期で作品の入れ替えが行われる。また4月13日から5月12日まで開催されるKYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭のプログラムとして巡回予定だ。


オリラジ中田の「幸福洗脳」 ただならぬブランド名の先に見据えるものとは?

今やファッションブランドを手掛けるタレントやインフルエンサーなども多い時代。お笑いコンビ、オリエンタルラジオの中田敦彦もその1人だ。「『シュプリーム(SUPREME)』を超えるアパレルブランドを作る」という思いから中田により命名されたブランド名は「幸福洗脳」。「シュプリーム」のどこをどう意識すればこの名前になるのか、一見すると謎が多い同ブランドは現在、ECと乃木坂の店舗を中心にアイテムを販売。1万円のTシャツをメインに、ライダースやシルバーアクセサリーなどの商品を拡充している。中田は一体なぜ、アパレルブランドをスタートしたのか?なぜ、「幸福洗脳」という恐ろしいブランド名になったのか?商品が売れていないなどの噂をものともせず、「ピンチこそがチャンスだ!」と豪語する中田の真の狙いに迫る。

1982年生まれ。音楽ユニットRADIO FISHやオンラインサロンの運営など幅広く活動。2018年秋に「幸福洗脳」をスタートし、同年店舗を東京・乃木坂にオープン。アパレル業界の法則を無視した販売方法から心配するものも多いとか……
アパレルブランドを設立した経緯は?

中田敦彦(以下、中田):僕が所属している音楽ユニットRADIO FISHのライブグッズを売ろうとしたことがきっかけでした。グッズのTシャツを1万円で売ろうとすると「それでは売れない」「高い」と言われる一方で、アパレルのTシャツは1万円で普通に販売されている。コットンのボディーにプリントがされているのは同じなのに、何が違うんだ?と思い、真相を解明するためにアパレルを始めました。

「シュプリーム(SUPREME)」を意識しているとのことだが、それはなぜ?

中田:ブランドを手掛けるに当たり必要なのが、ブランド名とイチオシの商品。そう考えた時に頭に浮かんだのが「シュプリーム」でした。赤いボックスロゴの白Tはなぜ、人気が出たのか。上着を着ても見える位置にワンポイントのロゴが入っているデザインがいいのではないかと考えました。ただの白Tだと、下着感が強い。胸にワンポイントデザインを入れても、ジャケットを着たら隠れてしまう。だから、「幸福洗脳」のロゴを「シュプリーム」のロゴと同じ配置でデザインしました。

どういった理由で「幸福洗脳」というブランド名にした?

中田:まず前提として、一般的なTシャツのロゴで大切なのは、 “意味の分からなさ”。お笑いでも「気を付けて~って言っているやつのTシャツに“DANGEROUS”って書いてあった」なんてネタがあるように、意味が分かるといじられてしまうんですよ。「シュプリーム」も、その言葉が“最高”を意味していることを知らない人も多い。いじられないで、デザインとして文字がさりげなくTシャツに入っているのが正攻法。ただ、僕は今まで現行のルールの真逆を狙い、最短距離で突き抜けてきた。「武勇伝」も、漫才が主流だった中でリズムネタを前面に押し出してM-1の準決勝まで進み、「Perfect Human」も、周りの芸人が漫才やコントしかしない中で、歌ってみようと思いヒットした。Tシャツに関しても同じで、“日常に溶け込む意味の分からない英語”がロゴとして主流なら、僕は“日常に支障をきたす意味の分かる漢字”でいこうと思ったんです。

……なるほど。当初は商品が売れていなかったという噂もあるが?

中田:スタート時はちょっと柔らかめのデザインのモノも含め、4種類のアイテムを販売したんですが、一番打ち出したい「幸福洗脳」のボックスロゴTだけは全く売れなくて。SNSでも告知をしたし、ファンが買ってくれると思ってたんですが。ただ、よくよく考えればブランドをスタートしたのは秋なのに、Tシャツをメイン商材にしたのがそもそもの間違いだったのかも。周りにも「もう寒くなるよ」って言われて、馬鹿な⁉半そでを着ないだと⁉と思ったのを覚えています。

売るための対応策などは?

中田:売れなくて気づいたのが、僕らのファンは女性がほとんどなことと、女性と男性のファッションに対するスタンスの違いです。女性はTPOで服を使い分けていて、デートだけでも銀座や箱根、代官山など場所でコーデが分かれる。一方で男はシンプルで、自分の好きなもの、“イズム”を着ているんですよ。例えばYAZAWAのファンは、コーデに合わせやすいからではなく、YAZAWAが好きだからグッズを買う。長渕剛のファンも、彼が好きだから長渕のような格好をしている。だから「幸福洗脳」でも“イズム”を売ろうと。

……。売れなくてラジオでキレたというのは本当?

中田:キレたというより、強く呼びかけたんです。あらゆる物語は欠落から始まる。どんな主人公も満たされている状態では始まらない。オシャレでもないのに、声高に、そして得意げにブランドを始めると宣言し、ファンが買うだろうと甘えた見込みを持っていたのに、1着も売れていない。俺はこんなに赤っ恥をかいている。しかし、俺は宣言する。このわけの分からない、高い、1枚も売れていないかつ売れそうにないTシャツを売っている「幸福洗脳」こそがいずれバズると。その現象をエンターテインメントと呼びたい。ラジオを聴いている人たちよ、もし面白いことをしたければ、この恐ろしいTシャツの購入者にならないか、と誘ったんですよ。結果、徐々に売れ始めましたね。

乃木坂の閑静な住宅街には店舗もオープンしている。その理由は?

中田:ネットだけで売ってもライブ感が薄い。ファッションが好きな人にリアル店舗を出したいと相談もしましたんですが、店はリスクしかないと反対されたんですよね。だったら僕は逆に店舗を出そうと決心しました。リアル店舗はリスク、というのは普通に出店しているから。面白い店であれば、場所などは関係なく、人が集まるはずだと考えたんです。そこで乃木坂の気に入ったビルに出店しました。

乃木坂に出店したことは成功だった?

中田:出店した後に裏原宿に行ったのですが、人通りがとにかくすごくて、「こっちだったか~」と後悔しました。今でも乃木坂でよかったのかと毎日自問自答しています。

現在は革ジャンや枕など、アイテムの種類を拡充しているが、その意図は?

中田:僕もけっこう小心者で、売り上げが落ち込むとすぐにへこんでしまう。漢字じゃなくて英語のロゴにしてみたり、黒いTシャツ以外のカラーバリエーションに増やしたり。でも、そこで気づいたのが、「何でもアリにしてしまうと、何者でもなくいなってしまう」ということしでした。YAZAWAが「やざわ」や「矢沢」になったらアイデンティティーを失うのと一緒です。そのあたりからブランドはただのコメディーのつもりでしたが、違う存在になってきたなと感じました。革ジャンや枕以外にも、アクセサリーや靴なんかも売っているのですが、これらは職人さんたちを応援するためなんですよ。下請けとして大量のモノを爆安で作って苦しんでいる職人さんたちがいる。彼らと一緒に、彼らが作りたいモノを「幸福洗脳」というプラットフォームを通じて適正価格で販売する。それが彼らを幸福にするんじゃないかなと。

今後の目標は?

中田:もっと多くの人を巻き込んでビジネスを拡大させていきたいですね。アパレルだけでなく、あらゆるコンテンツに「幸福洗脳」印を付けて、適正価格で販売していくつもりです。いずれは「幸福洗脳」がライフスタイルに根付き、「無印良品」の隣に「幸福洗脳」の店舗があるかもしれません(笑)。みんなの力で行けるところまでいかせてください、と思っています。


藤原ヒロシ × ポケモンの全貌が日本初公開 「誰もが着られるデザインにした」

藤原ヒロシとポケモンの合同プロジェクト「サンダーボルト プロジェクト(THUNDERBOLT PROJECT)」は「アマゾン ファッション ウィーク東京(Amazon Fashion Week TOKYO以下、AFWT)」最終日の10月20日、渋谷ヒカリエのヒカリエホールAで国内初となる展示を行なった。商品の他、10月にニューヨークで開催されたフェス型イベント「ハイプフェスト(HYPEFEST)」での商品発表の映像を公開した。

お披露目された商品はTシャツやフーディー、ブルゾンの他、キャップやトートバック、コインケース、ピカチュウのぬいぐるみなどさまざま。藤原ヒロシが手がける「フラグメント デザイン(FRAGMENT DESIGN以下、フラグメント)」のロゴや「サンダーボルト プロジェクト」仕様のロゴの他、シルエットのみにしたり、オールブラックにしたりしたピカチュウを各アイテムに施している。展示に合わせ、来場した藤原ヒロシはプロジェクトについて「『フラグメント』のロゴは雷で、ポケモンも雷がアイコンとなっていて不思議と親和性があった。アイテムは若い子に人気のポケモンを、誰もが着られるように意識してデザインした。プロジェクトを通じて、ポケモンの人気が自分の想像以上だったということも分かった。これからも続けていく予定なので、楽しみにしていてほしい」と語った。

商品の展示に合わせ、年内に国内で予定しているポップアップストアの最新情報を発表した。第一弾として、藤原ヒロシの「ザ・コンビニ(THE CONVENI)」とタッグを組み「銀座ソニーパーク(GINZA SONY PARK)」に年内にオープンする。発売するアイテムは未定。


メンズショー来場者スナップ ブランド愛がさく裂した“黒の対決”

2019-20年秋冬シーズンのパリ・メンズ・ファッション・ウイークで、現地時間17日に「ヨウジヤマモト(YOHJI YAMAMOTO)」が、同18日に「コム デ ギャルソン・オム プリュス(COMME DES GARCONS HOMME PLUS以下、オム プリュス)」がランウエイショーを行った。日本を代表する両ブランドに共通しているのは、国内外に熱狂的なファンを抱えていること。流行に左右されることなく、一途にブランドを愛し続ける顧客が多く、ショー会場にはそんなファンが多数訪れる。

「ヨウジヤマモト」の来場者は、ボリュームのあるシルエットをそれぞれの体型に合わせてアレンジするスタイリング功者が目立った。個性の強いプリントアイテムを、自らのキャラを熟知して取り入れる着こなしはファンならでは。足元は「バレンシアガ(BALENCIAGA)」の“トリプル S(TRIPLE S)”や“トラック(TRACK)”など、ダッド系シューズと好相性のようだ。

「オム プリュス」の来場者は、ジャケットやチェスターコートのきれいな着こなしが印象的。ただ決してコンサバではなく、スタイリングやアクセサリーで破壊的要素を加えてパンクやクレイジーに仕上げていた。「ナイキ(NIKE)」とコラボレーションしたシューズを着用しているファンも複数見られた。また、「ヨウジヤマモト」の象徴的なコートをまとう来場者もいた。

両者共にキーカラーの黒いコーディネートが多数の“黒の対決”は、「ヨウジヤマモト」の着用者がわずかに上回っていた印象。しかし個性の強さは「オム プリュス」も全く引けをとっておらず、互いに譲らない結果となった。


エルメスが化粧品をスタート アクセル・デュマCEOがロレアルの取締役会を退任

アクセル・デュマ(AxelDumas)=エルメス・インターナショナル(HERMESINTERNATIONAL)最高経営責任者(CEO)がロレアル(L’OREAL)の取締役会を退任した。「エルメス」は化粧品のローンチを予定しており、利害の対立を防ぐためだという。

「エルメス」は化粧品の製造は外部に委託しつつも、プロデュースなどは全て自社内で行う。主にフランスとイタリアで生産する予定だ。先日行われた記者会見でデュマCEOは「とてもエキサイティングなプロジェクトだ。だが化粧品市場には多くの競合もいるため、リスクも大きいビジネスだ。そんな中、われわれは自分たちだけのポジションを確保しなければならない。また製品はまずは『エルメス』の店舗で扱い、その後様子を見てほかの販売チャネルも検討するなど、全て慎重に進める予定だ」と語っていた。

エルメス」はすでに大きなフレグランスビジネスを抱えており、昨年の売り上げは3億1170万ユーロ(約392億円)を記録した。一方でロレアルは「ランコム(LANCOME)」「ジョルジオアルマーニビューティ(GIORGIOARMANIBEAUTY)」「イヴ・サンローラン(YVESSAINTLAURENT)」「ロレアルパリ(L’OREALPARIS)」など数多くのカラーコスメブランドを展開している。2018年においてメイクアップがロレアルの中で2番に大きな事業になり、全体の売り上げの269億ユーロ(約3兆3894億円)のうち27.4%を占めた。なおロレアルの調査によると昨年の世界のビューティ市場のうちメイクアップは2000億ユーロ(約25兆円)以上を売り上げ、ロレアルのメイクアップの売り上げはその約19%を占めたという。


AOKIが女性管理職の服を改革 3Dスキャナー計測で新商品

AOKIは40〜50代のミドルエイジ女性に向けたビジネスウエアの新ライン“AOKIウーマンスタイル”を11月1日に全店とオンラインストアでスタートした。女性の年齢に伴う悩みとして上がっていた体形の変化や着用感の不満を解決すべく企画されたもの。ニットジャケットやカットソー類、セットアップスーツなどをそろえる。価格はニットジャケットが1万5000円、カットソーが6900円、スーツのジャケットが2万3000円、ボトムス、スカートが1万2000円。今後も商品を拡充し、3年後には売上高50億円を目指す。

新ラインは、帝人フロンティアと3Dスキャナーによる人体計測サービスなどを行うビーエム・ディーシステムと協業して製作。ビーエム・ディーシステムが年代別に3D計測したサイズのビッグデータを活用し、40~50代のためのAOKI独自の7~15号までの型紙を開発した。

発売日に合わせて開催された製品発表会で、AOKIの中川勲・商品部レディース責任者は「女性活躍推進法が実施されて以降、働く女性は増加している。AOKIでも女性のお客さまが10年ほど前に比べて10倍以上になり、売り上げの20%を占めている。それに伴い、現状のビジネスウエアに対するリアルな声がミドルエイジ層の方を中心に上がってきており、新たな商品開発に踏み切った」と経緯を説明する。

製品説明後行われたトークセッションには、“AOKIウーマンスタイル”の開発に社外取締役として参加した尾原蓉子ウィメンズ・エンパワメント・イン・ファッション会長と同ラインのアンバサダーである女優で作家の中江有里が登壇した。同ラインのスーツを着て登場した中江は「最初に着たときに全く無理がない商品だと感じた。今までは自分が着たいと思っても商品がなかったり、着てもしっくりこなかったりと、オシャレに消極的になってしまうシーンが多かった」と感想を述べた。開発に関して、尾原会長は「女性がプライドを持って働くためには服が非常に重要な役割を担っている。ただ服を着るのではなく、美しく着ることができるようにこだわって作られた“AOKIウーマンスタイル”が、女性の社会進出にも寄与することを願いたい」と期待する。


ファッション業界のサステナをリードするケリングが推進するEP&Lって何? 開発者に聞く

「グッチ(GUCCI)」「サンローラン(SAINT LAURENT)」「バレンシアガ(BALENCIAGA)」などを擁するケリング(KERING)はサステイナビリティーの追求に積極的だ。同社は2018年の世界経済フォーラム、通称ダボス会議で、サステイナビリティーの観点から世界各国の企業を評価する“Global 100 Most Sustainable Corporations in the World”で、アパレルではトップの47位にランクインした。現在欧米では、地球環境保護に貢献できなければ企業としても存続すべきではないという考えがあるほどで、企業はサステイナビリティーレポートを公開し、自社の活動をアピールする。

同社がリードしている理由は、トップのフランソワ・アンリ・ピノー(Francois-Henri Pinault)会長兼CEOの考え方にある。それは、「ラグジュアリーとサステイナビリティーは同一であり、サステイナビリティーは私たちにとって不可欠であるだけでなく、ビジネスを成功に導くものである。創造性と革新性の源であり、品質と信頼も保証するもの」というものだ。

ケリングの取り組みの中で画期的だったのは、バリューチェーン内で創出する環境負荷を数値化した環境損益計算書(EP&L:Environmental Profit and Loss)の開発だろう。開発に2年を要し、さらに2015年5月にオープンソース化している。

EP&Lは、廃棄物、大気汚染、水使用量、水質汚染、土地利用、炭素排出量の6つの項目と、578の工程、107の素材、126カ国(国によって社会的・環境的背景も異なることを加味)を対象として数値化している。

開発から携わったというマイケル・ボイトラー(Michael Beutler)=ケリング・サステイナビリティー・オペレーションズ・ディレクターは、「EP&Lは人々の考え方とマネジメント法を変えた」と胸を張る。

「EP&Lは限りがある空気や水、人間が暮らすために必要な資源の価値を測定し、当社の企業活動がそれらに与える負荷を理解し、協働することで資源の保全を推進することが狙いだ。私たちはEP&Lを2025年までに15年と比較して40% 削減する目標を立てている」。

17年の負荷の内訳は、原材料と素材の生産に66%、素材のなめしなどの加工に10%、パーツ製作と縫製に13%、ロジスティックスと店舗に10%だ。「当初は、実際に目に見えるもの、つまり最終段階の10%ばかりがフォーカスされていたが、実際には90%がサプライチェーンから生じている負荷である。(EP&Lの開発で)考え方を変えたという点がポイントだ。マネジメント法を変える重要な取り組みだった」と語気を強める。

「ファッションは農業から、ジュエリー&ウオッチは鉱業から始まる。だから、原材料の希少性について最も力を入れて取り組んでいる」と言う。そこには気候変動や生物多様性の変化が大きく影響している。

「生物多様性はいったん失われると元に戻すことができない。例えば、ここ10年間のカシミヤヤギの頭数の変化に注目したい。カシミヤのセーターやマフラーを作るには多くのヤギが必要だ。しかし、ヤギは草地を食べ尽くす。そうして食べ尽くされた大地の土壌は緩くなる。ゴビ砂漠の砂嵐はただでさえ強いが、それがさらに悪化する。悪化した砂嵐は北京まで到達し、それを嫌った北京市はヤギの頭数を制限し、結果としてカシミヤの価格が高騰した。将来にわたり原材料を供給していくためには、資源を守って上手に管理する必要がある」と指摘する。そのためにケリングは、ウール、シルク、カシミヤなどそれぞれの素材ごとに、最善のケーススタディを示し、サプライヤーにその方法をシェアしている。

ケリングがサステイナビリティーの分野で高く評価されているのは、あらゆる視点から分析して産業全体の仕組みや考え方から変えていく点だろう。


伊発欧州ストリートシーンの開拓者、スラムジャムが説く現在のストリートシーン

1989年にルカ・ベニーニ(Luca Benini)が創業したスラムジャム(SLAM JAM)は、ミラノなどイタリアのファッションシーンの中心地から離れた古都フェラーラを拠点としながらも、ヨーロッパ全体におけるストリートシーンを底上げし導いてきた。日本ではあまりなじみがないかもしれないが、彼らはディストリビューターとしていち早く「ステューシー(STUSSY)」や「カーハート WIP(CARHARTT WIP)」をイタリアで取り扱い、「ネイバーフッド(NEIGHBORHOOD)」や「ビズビム(VISVIM)」といった日本のブランドをヨーロッパに広めた立役者だ。リテーラーとしても実店舗をオープンし、「マーティン ローズ(MARTINE ROSE)」とスポーツメーカー「ナパピリ(NAPAPIJRI)」のコラボライン“ナパビリ マーティン ローズ”を仕掛け、「ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)」の“レッドレーベル(RED LABEL)”をディレクションするなど、創業当初から現在に至るまでストリートシーンをけん引する存在として君臨してきた。

創業から30年、スラムジャムがスラムジャムとして常にあり続けられた理由とはーー東京での初のポップアップストアに合わせて来日した主要メンバーのカルロ・ティネッリ(Carlo Tinelli)=マーケティング・ディレクターとルカ・フェラーリ(Luca Ferrari)=セールス・ディレクターの2人に、リテールを始めたきっかけや、熱狂を生んだ「ナイキ(NIKE)」とのコラボスニーカー、「リスペクトする」と話す日本のブランド、そして思い描く青写真まで話を聞いた。

30年前にディストリビューションからビジネスをスタートしましたが、リテーラーとして事業を拡大することになったきっかけは?

いろいろな店舗に卸すディストリビューションでの成功から、自然とリテールを手掛けるようになったんだ。ディストリビューションとリテールは全く違うビジネス形態だから、2つのチームを作って、焦らず失敗しないように慎重に進めた。僕らはクリエイターではなく、DJのようにブランドをセレクトをすることが仕事だったからね。その結果、最初の店舗を2006年にフェラーラにオープンするまで長い時間がかかったんだ。ただこれも実験的な店舗で、ミラノの旗艦店をオープンするまでさらに10年を要した。オリジナルブランドはないけど、ディストリビューションに関しては今もやっているし、実店舗もeコマースもある。ブランドのビジネスパートナーとしてはなんでもそろっている存在になったと思っているよ。

リテーラーとしての店舗展開はフェラーラとミラノだけですが、なぜ?

今は事業としてeコマースに最も力を注ぎたくて、「国外に店舗を開くこと=事業を成長させること」ではないと思っているから、フェラーラとミラノ以外での展開は考えていない。フェラーラはeコマースで扱っている商品を手に取ることができる場所としてオープンしたんだけど、今までの店舗の概念とは全く違う新しいコンセプトにしたくて、本社に隣接させたんだ。訪れた人たちはスラムジャムで扱っている商品と、オフィスで働く社員をガラス越しに見ることができる。商品を売る方法として面白いのはもちろん、スラムジャムが何をしている会社で、どういう人たちが働いているかをクリアにしたくてね。

それでは東京で初となるポップアップストアを決めた理由を教えてください。

eコマースに力を入れていると言ったけど、やっぱり実店舗の存在意義というのは大きいんだ。

ルカのいう通り、今の時代はeコマースがあるからこそ、実際に手に取って触って着てもらうことが重要になってきている。スラムジャムの店舗がない都市で暫定的な再現でもいいから、ビジネスとコミュニティーを構築するための方法としてショッピング体験を提供したかった。だからビジネスとコミュニティーの両面のバランスを考えて、ニューヨークとパリ、そして東京での開催を決めたんだ。この3都市はスラムジャムのDNAに沿っているし、特にアメリカと日本をはじめとした東アジアはeコマースで一番大きい市場で、SNSでのファンも多い。認知度を高める上でもポップアップストアはかなり有益だからね。

デザインコンセプトは?

スラムジャムらしい機能的でクリーンなイメージの買い物がしやすい空間さ。

ニューヨーク、パリ、東京のそれぞれの都市に合うように、スラムジャムのクリエイティブチームが特別に設計したんだ。

5日間の期間中、「アディダス(ADIDAS)」や「1017 アリックス 9SM(1017 ALYX 9SM)」「ヴァンズ(VANS)」などさまざまなブランドとのコラボアイテムを日替わりで発売していましたが、この狙いは?

全てを同時に見せてしまうと一つ一つのアイテムが注目されないし、会場を訪れるたびにいろいろな表情を見せられるから。何が発売されるかを楽しみに訪れてくれるだろう?

訪れてもらうための期待感を煽る狙いだね(笑)。

ポップアップ自体は創業30周年を記念したプロジェクトではないんですね?

そうだね。1月にフィレンツェで30周年記念イベントを開催したけど、今回のポップアップは特に30周年だからというわけではないんだ。次がどこになるかはお楽しみ。

今回の東京でのポップアップをはじめ、日本のブランドをいち早くヨーロッパでディストリビューションし、公式サイトでも「Japanism」のカテゴリーを設けるなど、日本に対する共感度が高いと感じます。

ルカ・ベニーニの個人的なセンスで選んでいることが大きいね。それに、取り扱っている日本のブランドがスラムジャムのDNAやビジョンとマッチした、リスペクトできるブランドだと思っているから。日本の消費者は世界でも一二を争うほど成熟していると感じていて、その感覚を取り入れたいというのもあるよ。

だからこそ日本のブランドとのコラボも多いんですね。

「ネイバーフッド」や「ワコマリア(WACKO MARIA)」とのコラボは、アイデアの方向性も同じだったし、なにより敬意を払っていたからね。

となるとやはり日本に実店舗をオープンしてほしいです(笑)。

オープンしたい気持ちはもちろん僕らにもあるさ!(笑)。

共通したDNAやビジョンのほかに、コラボする上で譲れないスラムジャムの精神はありますか?

プロダクトの先にある、ブランドのバックグラウンドやカルチャーは必要不可欠で、リアルでオーセンティックな顧客がいることにも重きを置いている。あとはスラムジャムを構成するエレメントに音楽やアート、アンダーグラウンドなカルチャーは欠かせないから、そのブランドが持つ世界観も重視しているよ。「アンダーカバー(UNDERCOVER)」がその好例だね。

創業25周年の際には25ブランドとコラボした「Twentyfive Projects」を発表していましたが、30ブランドとコラボする「Thirty Projects」の予定は?

さっきも話した1月のフィレンツェのイベントで、最も長い付き合いの「ナイキ」「ステューシー」「カーハート WIP」とコラボアイテムの発表とエキシビションができたし、今のところ「Thirty Projects」の予定はないよ。

「ナイキ」とのコラボスニーカーはクラシックな雰囲気の“ブレーザー”をベースとしていますが、ハイテクスニーカーやダッドスニーカーの勢いが強い中でなぜ?

「オーセンティックでありたい」という思いの方が強かったからさ。“ブレーザー”はスケートボードからバスケットボール、他のアクションスポーツやパンクをはじめとしたミュージックシーンまで、スラムジャムが大切にしているサブカルチャーをクロスオーバーした存在のスニーカーなんだ。このオーセンティックでオールドスクールな“ブレーザー”を現代的に解釈したくて、「ナイキ」とスラムジャムのクリエイティブチーム全員で作り上げたのが“ブレーザー クラス 1977(BLAZER CLASS 1977)”なんだ。

30年前の創業当初からは、ストリートを取り巻く環境が劇的に変化したかと思います。長きにわたりファションとストリートシーンのサブカルチャーの結びつきの重要性を説いてきた存在として、今のシーンをどう思いますか?

ルカ・ベニーニが最近話してたことなんだけど、2010年頃から環境が変わってきて、ストリートカルチャーがハイエンドなファッションにも取り入れられるようになり、街で着るストリートウエアが“ストリートウエア”というカテゴリーとして成立し始めた。彼はこのことについて、ビジネス的にもカルチャー的にも面白いと思う反面、最近のプロジェクトは短期的なものが多くて「オーセンティックであるためにいいことなのか」という疑問も同時に感じているんだ。

「ローマは一日にして成らず」って言葉があるように、オーセンティックであるためには自然な流れで徐々に成長したり、お互いがリスペクトする同士だけがコラボする方がいいと考えている。短期的なプロジェクトとか急激に変化をするブランド、つまり1~2シーズンでゼロから100まで発展しちゃうようなブランドは、オーセンティックにはなりにくいと思っている。

ハイブランドがストリートの要素を取り入れるようになったことで、何万円もするTシャツと数千円のTシャツが同じラックに並ぶようになったことについては?

とてもいいことだと思っている。スラムジャムは値段よりもプロダクト自体やその背景のストーリーなどを見ているから関係ないんだ。問題は値段じゃないよ。

変化の1つには女性のストリートシーンへの進出もありますが、影響は感じられますか?

主なeコマースの顧客層は世界中にいる18〜24歳の男性。でも君が言うようにユニセックス化の流れも大きくて、eコマースにはウィメンズカテゴリーがまだないにもかかわらず、12〜15%の顧客がメンズのアイテムを買っている女性なんだ。これからもウィメンズの比率は伸びていくだろうし、どう売り上げを増やすかを日々検討中さ。

環境が変化し続けてきた中でもスラムジャムがシーンをけん引してきた理由とは?

自分たちに正直になり、嘘をつかないこと。そしてストリート全体のサブカルチャーを大事にしつつ、クリアなビジョンを持ってビジネスをしてきたからだ。

今、スラムジャムは1つのメディアと同等か、それ以上の影響力を持っていると感じています。今後の青写真を教えてください。

いい質問だね、ありがとう(笑)。ディストリビューションから始まって30年、今ではリテールからブランドのコンサルティング、音楽やアートイベントまでも開催するようになり、僕らのファンはこれまで以上に親近感を抱いてくれるようになったと思う。ルカ・ベニーニが言っているように、これからもいろいろなブランドのパートナーとして、ファッションだけじゃない全てのサブカルチャーを網羅してサポートできるような会社にしていきたいんだ。


熊本のセレクトがたなかみさきとコラボ

熊本のセレクトショップ、アートワーク(ARTWORK)は1月30日から、イラストレーターのたなかみさきとコラボレーションした展覧会「プライベートジェットストリッパー」を開催する。場所は鶴屋百貨店東館で、“服を着ること、脱ぐことを嗜む女性”をテーマにした作品を展示、今回のために製作したTシャツやパーカ、バッグなども販売する。2月18日まで。2月2・3日にはたなかみさき本人も在廊予定だ。

アートワークは「アクネ ストゥディオズ(ACNE STUDIOS)」「コーシェ(KOCHE)」「ステラ マッカートニー(STELLA McCARTNEY)」「ハイク(HYKE)」などを扱っており、今なおセレクトショップの力が強い熊本で有力なショップの一つ。すぐ隣に位置する同系列のメンズのセレクトショップ、メンフィス(MEMPHIS)は「ビズビム(VISVIM)」「カラー(KOLOR)」「ソフネット(SOPHNET.)」「オーラリー(AURALEE)」などのメンズブランドを扱っている。

「プライベートジェットストリッパー」
場所:鶴屋百貨店東館1階
住所:熊本市中央区手取本町6-1