オーデマ ピゲ 2024新作コレクション:ラグジュアリーの新境地へ
- Categories 時計
伝説的高級時計ブランド、オーデマ ピゲが、2024年新作コレクションを発表しました。今回、注目を集めるのはラッパーのジェイ・Z 氏だけではなく、時計愛好家全員にとって必見の逸品が揃っています。ミラノで開催された AP ソーシャルクラブにて、新CEO イラリア・レスタ氏が登壇し、今シーズンのコレクションを披露しました。
レスタ氏曰く、今回のコレクションの共通テーマは「フォルムと素材」とのこと。これは、間違いなく今年の目玉となるジョン・メイヤー氏とのコラボレーション QP モデルにも顕著に見られます。しかし、他にもコレクション全体を通して、画期的な素材を使用したモデルなど、見どころが満載です。
砂のように煌めく、革新のゴールド
まず紹介したいのは、41mmサイズの「ロイヤルオーク セルフワインディング フライング トゥールビヨン オープンワークド」です。目を引くのは、その斬新な素材である「サンドゴールド」。ミュージシャンであるジョン・メイヤー氏は、「サンドゴールドは、ゴールドでありながら、派手さを抑えています。そのため、過度な輝きが苦手な方にもおすすめです」とコメントしています。見る角度によって、ステンレススチールのような質感にも、かすかにピンクがかったゴールドにも見えるこの素材は、オーデマ ピゲ史上最も繊細な輝きを放ちます。また、ムーブメントのオープンワークド ブリッジも同系色で仕上げられていることで、時計全体がまるで砂のようにきらめいて見える芸術的な仕上がりとなっています。
興味深いのは、映画「DUNE/デューン 砂の惑星」パート2の影響で、サンドカラーが今まさにトレンドとなっている点です。もしかしたら、俳優のジョシュ・ブローリン氏が今後のアンバサダーになってもおかしくありませんね。
女性のためのラグジュアリー:ピンクゴールドのエレガンス
レスタ氏は、より多くの女性が着用できる時計に注力していくというブランドの意向を改めて強調しました。その想いを体現するように、今回のコレクションでは 2 種類の「ロイヤルオーク セルフワインディング」が女性向けに発表されました。最近では、男性向けにもピンクゴールドの時計が増えてきています (ライアン・ゴズリング氏も愛用しています)。今回発表されたピンクゴールドのロイヤルオークは、グラン・タペストリー模様のピンク文字盤がエレガントで、存在感抜群です。クラシックなデイト機能が 3 時に配され、それ以外の部分はすっきりとしたデザイン。また、2 トーンのステンレススチールとピンクゴールドのコンビネーションモデルも用意されています。映画「アメリカン・サイコ」のパトリック・ベイトマン氏のような、時計にこだわりを持つ男性にもきっと気に入っていただけるでしょう。
タフさとラグジュアリーを兼ね備えた:ロイヤルオーク オフショア
スポーティな「ロイヤルオーク オフショアー セルフワインディング 43mm」も、2 トーンカラーで登場しました。マットブルーのラバーコーティングされたベゼルは、アクティブな方にもぴったりです。派手さを抑えたデザインなので、従来のオフショアーモデルにあった「目立ちすぎ」という印象を払拭しています。また、ラバー素材が全体的にシャープな印象のケースを柔らかく見せています。一方で、ロジウム仕上げのゴールドのインデックスが、ラグジュアリーさを損なっていません。
コード 11.59:5 周年を迎えた洗練の美
昨年、オーデマ ピゲは、これまでで最も手頃な価格帯の「コード 11.59」を発表し、話題となりました。今年は、このモデルのデビュー 5 周年を記念し、サイズ、素材、カラー、機能のバリエーション豊富な 7 つの新作が発表されました。これは、よりシンプルなデザインが求められているという市場のニーズに応えるだけでなく、当初のコード 11.59 に対する懐疑的な声も一蹴するものです。
なかでも注目すべきは、38mmサイズのベビーブルーのモデルです。アリゲーターストラップとピンクゴールドのケースとの相性が抜群で、爽やかでありながらラグジュアリーな雰囲気を醸し出しています。
まとめ
今回のコレクションは、オーデマ ピゲの伝統的な職人技と革新的な素材使いが見事に融合しており、ラグジュアリーウォッチの新たな可能性を示しています。ぜひ、正規販売店にて実物をご覧になり、その洗練された美しさと卓越した機能性をご体感ください。