週末にオシャレして出掛けたいアートスポットをお届け。今週は、「イヴ・サンローラン(YVES SAINT LAURENT)」のビンテージから“不変のエレガンス”を表現した展覧会や日本人で初めて“絵本の世界のノーベル賞”を受賞した絵本作家の個展など5つをラインアップ。またの過去記事の中から今週末(9月7、8日)に開催されるイベント情報やポップアップもまとめて紹介する。
「イヴ・サンローラン(YVES SAINT LAURENT)」のビンテージで“不変のエレガンス” と“未来を感じさせるファッション”を表現した展覧会「Mon YVES SAINT LAURENT」が東京・銀座のポーラ ミュージアム アネックスで9月16日まで開催されている。同展は重松理ユナイテッドアローズ名誉会長が設立した日本服飾文化振興財団5周年を記念し開催された。財団の一員である小林麻美から寄贈された1970年代から80年代初旬の「イヴ・サンローラン」のビンテージ180点の中から選出されたルックを展示している。
さて、“春画”という言葉から何を連想するだろう?春画は江戸時代には“笑い絵”とも称され、性描写と笑いが同居したユーモアあふれる芸術性の高い浮世絵として認知されていたという。だが、時代と共にイメージが変化し、時として色眼鏡で見られがちな母国日本に対し、海外での注目は年々高まりを見せている。その最たる要因は、2013年10月より約3カ月にわたって大英博物館で行われた展覧会「Shunga : Sex and Pleasure in Japanese Art (春画:日本美術における性のたのしみ)」展が成功を収めたこと。同展はおよそ9万人という来場者を迎えた。